ドラマ【シャーロック】10話マジシャンズセレクトを解説・選定ワード

ディーン・フジオカ主演ドラマ「シャーロック」10話のラストで、マジシャンズセレクトという手法で都知事に辞任という言葉まで誘導しましたが、その仕組みを解説します。

ドラマ【シャーロック】マジシャンズセレクトを解説

19年12月9日放送の「シャーロック」第10話にて大鶴義丹さんが演じる鵜飼昇平都知事がマジシャンズセレクトを使って、犯人たちを誘導したことを突き止めた誉獅子雄（ディーン・フジオカ）。

マジシャンズセレクトがいかに簡単かという話の流れで若宮潤一（岩田剛典）が文字の書かれたカードを使って都知事のワードを選定していたったのでその文字や仕組みを解説します。

実践テスト

これはドラマ内で行われたマジシャンズセレクトです。実際にやってみましょう。

①　この中から好きな言葉を選んでください。

あなたが選んだワードはこちら！

当たっていましたか？

実はここで当たっていないともう先に続かないのですが、もしも違うワードを選んでいたとしてこの答えとして続けてください。

②　①で選んだワードと似た単語を選んでください

あなたが選んだワードはこちら！

おそらくこちらは当たっていたと思います。

③　②で選んだワードと似た単語を選んでください

あなたが選んだワードはこちら！

④　③で選んだワードと似た単語を選んでください

あなたが選んだワードはこちら！

どうでしたか？

あなたはどこまで誘導されたでしょうか。

解説

まず、最初の単語の中から「うっちゃり」を選んでもらわないとこのマジシャンズセレクトは成功しません。

ですが「エラー」「不器用」「ぽか」「力負け」「侵略」「負け戦」「うっちゃり」「オウンゴール」という単語の中でポジティブな単語は「うっちゃり」だけです。

更にドラマ内で単語を選ばせた都知事は敗色濃厚の次期選挙に向かっている途中ということもあり、ネガティブな単語を選ばないと踏んだのでしょう。

あとは「うっちゃり」と似た単語を選ばせていき、最終的に「辞任」という単語まで導いたということです。

ドラマ内ではあくまでも簡単にマジシャンズセレクトを体現しただけなので、実際のマジシャンズセレクトはもっと高度なテクニックが必要でしょうね。