テレビ東京で放送されるドラマ「僕はどこから」の同名原作コミックのあらすじを相関図化してネタバレありでまとめました。
漫画『僕はどこから』あらすじ相関図
登場人物
竹内薫……小説家志望のフリーター。母親は認知症を患っており、介護の傍ら小説を書いている。 他人の文章を書き起こすことで、その人物の気持ちがわかる という特殊な才能を持っている。
藤原智美……講談会のエリートヤクザ。20歳でありながら下部組織の組長。薫とは親友であり、替え玉受験という金儲けの話を持ってくる。
井上玲……政治家を父に持つ。母親から執拗なプレッシャーを受けているが合格判定が出ない。
山田龍一……情報屋。ヤクザだけでなく警察などにもパイプがあり、裏で暗躍している。
替え玉受験依頼
主人公の竹内薫はコンビニでアルバイトをしながら小説家を目指すフリーター。母親は介護が必要な認知症を患っており、お金が必要だった。
そんな時、親友でありエリートヤクザ藤原智美が現れて、小論文試験の替え玉受験の提案をする。報酬は2千万円。
藤原が薫に目を付けたのは、その才能に理由があった。
薫は他人の文章を書き写すことで、その筆者の気持ちを読み取ることができたのだ。
事件発生
替え玉であった井上玲が母親を殺害。
その時間、薫が替え玉で試験を受けていたのでアリバイが成立してしまい、後から駆けつけた薫が逮捕されてしまう。
井上玲は逃亡。
藤原は薫を救出するために警察署へと乗り込み、薫にアリバイがあったことを偽装証明する。
しかし、薫と合わせてもらうことが出来なかったため、薫の特殊能力を利用してお互いがまったく同じアリバイを立証することに成功。
薫は釈放された。
山田の暗躍
替え玉受験の際に、政治家である井上玲の父親が講談会に提示したのはIR法案(カジノ)の利権を優遇するということであった。
そこに目を付けた山田は、殺人を犯した井上玲を自分が経営する表向きはホワイトな暗殺集団「宝土清掃」にて匿い、井上父と交渉してカジノの利権を獲得。
同時に、竹内とも接触し、竹内と藤原の二人を井上母殺しの真犯人に仕立て上げようとしていた。
逆襲
途中まで山田の情報に従った振りをしていた薫だが、藤原の部下と接触し情報を交換。
逆に山田のことを嵌めることに成功。警察に逮捕させる直前まで追い詰めるものの薫を人質にして逃走してしまう。
その行き先である宝土清掃には藤原が単独乗り込んでおり制圧をしていた。
結果、藤原は井上玲を連れ出すことに成功する。
ラスト
藤原は山田を井上玲母親殺人の替え玉として警察に突き出し、井上父からはIR法案の利権を獲得した。
薫は井上玲との出来事を小説にし、初めて他人ではなく自分の感情を小説に込めることができた。その小説を読み終えた藤原も薫の前から姿を消した。
それから10年後
薫は小説家デビューして太宰の再来と呼ばれたが、それいらい小説を書くことができずライターとして芸能人を取材する仕事をしていた。
そんな時、偶然藤原と再会する。
何故突然居なくなったのか聞き出そうとする薫だが、藤原はその口を塞ぎ「言いたいことがあるなら書け!」と言い放ち去っていくのであった。
あらすじだけを書くとこのようになりますが、物語の本質は受験で追い込まれた子供が何故母親を殺してしまったのか。一方で認知症の母親を持ち自分を殺して生きてきた子供が自分という存在を認識できるようになったのか。にあると思います。
サスペンス要素以外も楽しめる漫画なので是非読んでみてください。